海洋汚染をさせない!画期的な日焼け止め Manda
日焼け止めによる海洋汚染が深刻な問題になっています。海の生き物に悪影響を及ぼし、特にサンゴ礁の白化が懸念されています。
そんな中、サンゴ礁にとって安全な日焼け止めを販売する会社もでてきました。
日焼け止めによる海洋汚染
アメリカのビーチだけで海水浴客から流れ出す日焼け止めの量は、毎年4,000から6,000トンと言われています。(アメリカ内務省国立公園局)
この大量に海に流出した日焼け止めはどのような問題を引き起こしているのでしょうか。
その最も大きな問題の一つにサンゴ礁の破壊があります。
サンゴ礁がない世界
二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの増加により、海水の温度は上昇し続けています。その結果、サンゴ内に共生する褐虫藻が排出され、サンゴの白化が始まり、通常死に至ります。
このサンゴの白化は1980年代に比べて4倍の速度で進んでおり、ハワイを始め世界各地で大きな問題となっています。
そんな中、ハワイ州では2021年1月1日以降、オキシベンゾンとオクチノキサートを含有する日焼け止めの販売が禁止されることになりました。
オキシベンゾンがサンゴ礁に悪影響を及ぼし、気候変動への耐性を弱めるということが最近の研究で分かったためです。
海の生物にも大きな影響を及ぼす日焼け止め
一部の日焼け止めや練り歯磨き、化粧品、船の塗料には微小な金属が使われています。この微小な粒子が、海の生物の初期段階である「胚」に作用し、悪影響を及ぼしているとの研究結果もでています。* Environmental Science and Toxicology
こちらの論文については賛否両論ですが、詳しくはこちらに書いてありますのでご覧ください。
環境に優しい日焼け止め Manda (マンダ)
Manda(マンダ)はミャンマー産の天然素材などのオーガニック成分を追求したノンケミカル日焼け止めです。
「Thanaka(タナカ)」という木の粉末を使っており、ミャンマーでは天然の化粧品として使われています。
原材料はヤシ油、ミツロウ、酸化亜鉛、カカオ脂、THANAKA(タナカ)の木、カカオ果実、シア脂、セイロンニッケイ樹脂油とすべて天然由来の成分です。
有害な化学物質や合成物を含まず、子供、海やサンゴ礁にとっても安全です。
塗った後は少し白さが残るようですが、泳いだ後はココナッツオイルで簡単に取ることができます。
Mandaプロモーション動画
まとめ
アメリカだけで4,000トンから6,000トンの日焼け止めが海に流れています。
私達は海水浴をしている間だけ海にいますが、そこに暮らす生き物は常に日焼け止めの化学物質の中で生きていかなければいけません。
そのことをよく考える必要がありますね。
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