賢すぎる カラスが解決! タバコのポイ捨て問題

 カテゴリ: ごみ問題対策, 環境問題対策企業
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たばこのポイ捨ては景観を損なうだけでなく、様々な環境問題を引き起こしています。
今回ご紹介するCrowdedCitiesの本社があるオランダでもタバコのポイ捨ては大きな問題になっています。
オランダでは毎年60億本以上のタバコの吸殻が道端に捨てられており、全世界では4.5兆本以上に及ぶと言われています。そしてこのタバコに含まれるフィルターが分解されるまでには10年の歳月がかかります



CrowdedCitiesは非常にユニークな方法でタバコのポイ捨てに立ち向かおうとしています。

たばこのポイ捨てによる環境汚染

ポイ捨てされたタバコの吸い殻に含まれるフィルターは、プラスチックの一種の化学物質で出来ています。
そのため、自然に分解されにくく、長期間ぶわたって土や水を汚染しつづけています。
世界保健機関の調査によると、このようなタバコフィルターのゴミの量は年間17万5,200トンにも及ぶと言われています。(The environmental and health impacts of tobacco agriculture, cigarette manufacture and consumption)

また、タバコの吸殻を誤って食べた魚も発見されており、それを人間が食べている可能性も大いにありえます。

環境汚染だけではなく、タバコによる火災やポイ捨てされたタバコの掃除費用に日本では毎年2,000億円が掛かっています。

カラスが解決。タバコのポイ捨て問題

年間60億本ものタバコの吸い殻を手作業で拾うのは現実的ではありません。そのためCrowdedCitiesでは知能の高いことで知られるカラスに拾ってもらう方法を考えました。

その方法は実にシンプルで、Crowbarと呼ばれるスタンドにカラスが吸い殻を持ってくると餌がでてくるようになっています。
これを繰り返すことにより、カラスはタバコの吸い殻を持ってくると餌がでてくることを学び、吸い殻を運んでくるようになります。

crowsbarの仕組み

今まではゴミをあさる害鳥だったカラスが、人間にとってかかせない存在になるかもしれません。

Crowded Citiesの普及状況

このCrowded Barは現在フランスのPuy Du Fou という歴史テーマパークで6匹のトレーニングされたカラスを用いて試験運用中です。
これをBBCが報じたことにより、世界中で知られるようになりました。

素晴らしい試みだという意見がある一方で、人間の不始末を動物に負わせている、カラスが誤飲する可能性があることなどが指摘されています。
Crowded Citiesはこれに対し、Crowded Barは試験段階であり、カラスが誤飲することがあれば別の方法を考えるとしています。



まとめ

もともとカラスに掃除をしてもらうという発想は、カラスにコインを集めさせているJoshua Kleinさんを知り、思いついたようです。
TEDトークでも講演をしており、興味のある方は一度ご覧ください。

Joshua KleinさんのTEDトーク(カラスの知性)

CrowdedCities 公式サイト

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